指輪のサイズは、日本では「号数」、内径・内周では「mm」で表します。号数とmmの対応、アメリカ(US)やイギリス(UK)サイズへの換算、指の測り方、そしてフルエタニティや鍛造・チタンなど「サイズ直しができない指輪」の条件までを、JIS規格(JIS S 4700)や業界団体の資料をもとに1枚ずつ表で整理しました。ネットで指輪を買う前・贈る前に、ここで号数と換算を確かめてください。

価格や相場は載せていません(金・プラチナの地金価格は毎日動くため)。ここで扱うのは、時間が経っても変わらない「寸法と可否の数値」です。

結論:指輪のサイズは号数・内径mm・内周mmで決まる(早見表)

指輪のサイズ(号数)は、指輪の内側の周の長さ=内周で決まります。日本の号数と、内径(直径)・内周(周囲)のmmの対応は下表のとおりです。1号ごとに内径が約1/3mm、内周が約1mm大きくなります。

号数(JCS) 内径(mm) 内周(mm)
1号 13.0 40.8
2号 13.3 41.9
3号 13.7 42.9
4号 14.0 44.0
5号 14.3 45.0
6号 14.7 46.1
7号 15.0 47.1
8号 15.3 48.2
9号 15.7 49.2
10号 16.0 50.3
11号 16.3 51.3
12号 16.7 52.4
13号 17.0 53.4
14号 17.3 54.5
15号 17.7 55.5
16号 18.0 56.5
17号 18.3 57.6
18号 18.7 58.6
19号 19.0 59.7
20号 19.3 60.7
21号 19.7 61.8
22号 20.0 62.8
23号 20.3 63.9
24号 20.7 64.9
25号 21.0 66.0
26号 21.3 67.0
27号 21.7 68.1

内径・内周は、1号=内径13.0mm・内周40.8mmを起点に、1号ごとに内径1/3mmずつ加えて計算した値です(内周=内径×円周率)。号数と内径・内周の起点はプラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)の公表値と一致します。実際の指輪は幅や甲丸・平打ちなどの形状で着け心地が変わるため、同じ号数でも幅の広いリングは指に対してきつく感じます。

指輪のサイズ(号数)とは

指輪のサイズ(号数)とは、指輪の内周の長さを表した数値のことです。日本では「号(JCS=ジャパンカスタムサイズ)」で数え、国際規格のISO 8653およびそれに対応する日本の規格JIS S 4700では、内周をミリメートルの整数で表します。つまり「10号」も「内周50mm」も、同じ大きさを別の言い方で示しているだけです。

JIS S 4700のサイズは「内周を四捨五入したmm」

JIS S 4700(ジュエリー用指輪のサイズ/1998年制定、ISO 8653:1986に対応)は、指輪のサイズを「測定した内周を四捨五入して、最も近いミリメートルの整数値で表す」と定義しています。対応するサイズの範囲は内周41mm〜76mm(日本の号数でおよそ1号〜36号)です。たとえば10号は内周50.3mmなので、四捨五入して「50」と表記します。

目安として「号数+40」がこのmm表記にほぼ一致します(10号→50)。ただし正式には実測した内周を四捨五入するため、内周の小数が0.5mmを超える大きめの号では、簡便な「号数+40」と1mmほどずれることがあります。正確な内周は、上の早見表の内周(mm)を基準にしてください。

号数(JCS)は1号ごとに内径1/3mm・内周約1mm

号数は1号大きくなるごとに、内径が約1/3mm、内周が約1mm増えます。指輪を測る器具「リングゲージ」は、JIS S 4700で測定スケールの長さを160±0.5mmと定めた金属製の棒状の測定器で、指に通して号数を読み取ります。号数どうしの差は1号あたり内周約1mmと小さいため、自己流の計測では1〜2号ずれることが珍しくありません。

号数・mm・海外(US/UK/EU)サイズの換算表

アメリカ(US)・イギリス(UK)・ヨーロッパ(EU=ISOの内周mm表記)のサイズと日本の号数の対応は下表のとおりです。海外サイズは国の規格やブランドによって割り当てが異なるため、あくまで目安です。海外ブランドの指輪を買うときや、海外で日本のサイズを伝えるときの確認に使ってください。

号数(日本) US UK EU/ISO(内周mm)
1号 1½ C 41
3号 2½ E 43
5号 3½ G 45
7号 4½ I 47
9号 5½ K 49
10号 6 L 50
11号 6½ M 51
13号 7½ O 53
15号 8½ Q 55
17号 9½ S 57
19号 10½ U 59
20号 11 V 60
22号 12 X 62
24号 13 Z 64

US・UKは奇数号を中心に抜粋しました(偶数号は各サイズの中間にあたります)。EU/ISO欄は内周mmの整数表記で、日本の号数+40が目安です。25号以上はUS・UKの表記が国により分かれるため、内周mmで伝えるのが確実です。

指輪サイズの正しい測り方(3つのポイント)

号数の差は1号あたり内周約1mmと小さく、少しの測り方の違いでサイズがずれます。次の3点を押さえると、通販でも失敗しにくくなります。

①リングゲージか、今ぴったりの指輪の内径で測る

  • リングゲージで測る:指に通して号数を直接読み取れる器具です。もっとも確実で、贈り物用にも1本あると安心です。
  • 手持ちの指輪で測る:その指にちょうど合う指輪の内径をノギスや定規で測り、上の早見表で内径から号数を引きます。内径16.0mmなら10号です。
  • 関節が太い指:指の付け根ではなく、指輪が通る第2関節を基準にします。付け根だけで測ると抜けなくなります。

②時間帯・季節・体温でサイズは変わる

指の太さは1日の中でも変わります。朝や冷えているときは細く、夕方・運動後・気温が高いときはむくんで太くなります。普段づけの指輪は、太くなりやすい夕方に、体温が普通のときに測ると、きつすぎるサイズを選びにくくなります。冬に測った号数のまま夏に着けると窮屈に感じることがあります。

③幅の広いリングはワンサイズ上を検討する

同じ号数でも、幅の広いリング(甲が高い・平打ちで太い)は指に触れる面積が大きく、きつく感じます。幅が3mmを超えるようなリングは、ぴったりサイズより0.5〜1号上げると着脱が楽になります。糸や紙を巻いて測る方法は手軽ですが、締め加減で1〜2号ずれやすいので、あくまで下調べに留めてください。

ネットで指輪を買う前に確認する3点

  • 号数と内径・内周の両方を控える:ショップによって号数表記か内周mm表記かが違います。両方をメモしておけば、どの規格の商品でも照らし合わせられます。
  • 着ける指を決めて測る:同じ手でも指ごとに太さが違い、左右でも差があります。着ける指で測るのが基本です。
  • サイズ直しの可否を先に確認する:デザインや素材によっては、買った後にサイズを変えられません(次章)。エタニティや特殊素材を選ぶなら、購入前にサイズ直しの可否を確かめてください。

サイズ直しはどこまでできる?(仕組みと号数の目安)

一般的なサイズ直しは、リングの下側を切り、貴金属を足す(大きくする)か詰める(小さくする)かして、切った部分をロウ(貴金属のろう材)で接合します。上下1〜2号程度の小さな調整なら、切らずに広げる・詰めるだけで対応できる場合もあります。

作業期間は店にもよりますが、目安は約3〜6週間です。注意点として、接合部分がわずかに変色することがある、内側の刻印が消えることがある、ブランドのロゴは再刻印できない場合がある、という点があります。刻印を残したい場合は、事前に店へ相談してください。ここまでは定番素材(プラチナ・K18・K10などの金・銀)を想定した話で、素材やデザインによっては、そもそもサイズ直しができません。

サイズ直しができない・難しい指輪の条件【一覧表】

「デザイン」と「素材」の2つの理由で、サイズ直しができない、または断られやすい指輪があります。購入前に照らし合わせてください。

対象 可否の目安 理由
フルエタニティ(全周に石) 原則不可 リングを一周して石が留まり、切って加工するスペースがない。切ると石留めのバランスが崩れ石落ちの原因になる
ハーフエタニティ・パヴェ 難しい 石の近くを加工すると石が外れやすくなるリスクがある
全周の彫り・ミル打ち・ハワイアン 難しい 模様が全周に続くため、デザインを損なわずに調整するのが極めて難しい
複数リング一体型(例:トリニティ) 不可のことが多い 複数のパーツが一体化しており、1か所を切って調整する構造になっていない
チタン・ステンレススチール 不可 融点が高く硬いため、一般的な宝飾用機材では加工が困難
タングステン・セラミック 不可 非常に硬く、曲げたり溶接したりできない。無理に力を加えると割れるリスクがある
ジルコニウム等のレアメタル 不可・制限あり 溶接や強度の確保が難しく、対応できる店が限られる
ピンクゴールド 難しい 銅を多く含み硬いため、溶接時にひび割れ(ロウ割れ)が起きやすい
コンビ(異素材の組み合わせ) 難しい 融点の異なる2種類の金属をきれいに接合するのに高い技術が必要
鍛造リング・硬化加工した高品位プラチナ 難しい・断られることあり 金属の密度が高く硬いため、サイズ直しを受け付けない店が多い

デザインが理由でできないケース

石やデザインが全周に及ぶものは、切る・伸ばすという加工そのものができません。フルエタニティは代表例で、原則としてサイズ直し不可と考えたほうが安全です。ハーフエタニティやパヴェも、石のすぐ近くを加工すると石が緩む恐れがあるため、対応できても範囲が限られます。婚約指輪・結婚指輪でこれらのデザインを選ぶ場合は、最初のサイズ選びがより重要になります。

素材が理由でできないケース

チタン・タングステン・ステンレス・セラミックといった硬い素材は、宝飾用の機材では曲げたり溶接したりできず、サイズ直しは基本的にできません。これらの素材の指輪は、購入時に正確なサイズを選ぶことが前提になります。金・プラチナでも、鍛造で作られたものや銅を多く含むピンクゴールドは、加工中に割れやすく難易度が上がります。

サイズ直しできないときの代替手段

  • 別の指に着ける:今のサイズが合う指に移す、もっとも手軽な方法です。
  • リングアジャスター(サイズ調整具):リング内側に取り付けてゆるさを補う方法。応急的な調整に向きますが、見た目や着け心地は変わります。
  • 作り直し・リフォーム:素材を活かして作り替える方法。費用と期間はかかります。
  • 専門店に相談:難しいとされる素材・デザインでも、対応できる技術を持つ店があります。まずは可否と条件を確認しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 号数と内周mmはどう対応しますか?

1号=内周40.8mm(内径13.0mm)で、1号大きくなるごとに内周が約1mm増えます。10号は内径16.0mm・内周50.3mmです。上の早見表で号数から内径・内周を確認できます。

Q. JISサイズと号数は何が違いますか?

号数(JCS)は日本独自の数え方、JIS/ISOのサイズは内周をmm整数で表したものです。JIS S 4700では内周を四捨五入したmmで表示し、目安として「号数+40」がほぼ一致します(10号→50)。

Q. アメリカ(US)サイズはどう変換しますか?

換算表のとおり、たとえば日本10号がUS6、日本13号がUS7½に対応します。ただし海外サイズは規格・ブランドで割り当てが異なるため目安です。確実に伝えるなら内周mmを併記してください。

Q. 指のサイズは1日で変わりますか?

変わります。朝や冷えているときは細く、夕方・運動後・気温の高いときはむくんで太くなります。普段づけの指輪は、太くなりやすい夕方に測ると選び間違いを減らせます。

Q. フルエタニティリングはサイズ直しできますか?

原則できません。全周に石が留まっていて加工するスペースがなく、切ると石留めのバランスが崩れて石落ちの原因になるためです。購入時のサイズ選びが特に重要になります。

Q. チタンやタングステンの指輪はサイズ直しできますか?

基本的にできません。チタンは融点が高く硬いため宝飾機材で加工が難しく、タングステンは非常に硬く曲げ・溶接ができず割れるリスクがあります。これらは正確なサイズで購入することが前提です。

Q. サイズ直しは何号まで可能ですか?

デザインや素材によりますが、上下1〜2号程度なら切らずに調整できる場合があり、切って加工すればさらに幅を持たせられることもあります。可能な範囲は店と指輪の造りで決まるため、購入前・依頼前に確認してください。

Q. 内側の刻印はサイズ直しで消えますか?

加工箇所によっては消えることがあります。ブランドのロゴは再刻印できない場合があるため、刻印を残したいときは事前に相談してください。

Q. サイズが測れないとき、ネットではどう選べばよいですか?

リングゲージを用意して測るのが確実です。手元にない場合は、その指にちょうど合う手持ちの指輪の内径を測り、早見表で号数に換算してください。着ける指で、夕方に測るのがコツです。

まとめ

  • 指輪のサイズは号数・内径mm・内周mmで表し、1号ごとに内径約1/3mm・内周約1mm変わる(10号=内径16.0mm・内周50.3mm)。
  • JIS S 4700/ISO 8653では内周を四捨五入したmmで表記し、「号数+40」が目安。正確な内周は早見表を基準にする。
  • US・UK・EUサイズは規格やブランドで割り当てが違うため、換算は目安。内周mmを併記すると確実。
  • 指は時間帯・季節・体温で太さが変わる。普段づけは夕方・体温が普通のときに測る。
  • フルエタニティ・全周装飾・複数リング一体型、チタン・タングステン等の硬い素材はサイズ直しができない/難しい。購入前に可否を確認する。

正しいサイズが分かったら、そのサイズで選べる新品の指輪を探してみてください。N2 Collectionでは、素材やデザインの詳細(品位・寸法)を確認しながら選べます。N2 Collectionの指輪・ジュエリー一覧を見る。サイズ直しの可否はデザインと素材で変わるため、気になる商品は詳細ページの仕様も合わせてご確認ください。

出典